「どれを捨てるか」と「どれを残すか」
「ものを置いとくとこがない」
避難所に立ち寄ると、最近よくこの話を耳にします。
富来地域では多くの地域で断水が解消され、避難所が縮小の方向にあります。
つまり、現在避難所生活をしている方の多くは、仮設住宅を待っている方。
「家」が安全な場所ではなくなってしまった方々です。
「どれを捨てるか」という考え方は、それを安心して置いておく家がある人の考えなのだと、片付けのお手伝いさせてもらった時に気付かされました。
仮設に入っても自分のスペースは限られています。
「どれを残すか」を考えるというのは、なかなか難しいことです。時間もかかります。
やみくもに、「災害ゴミのところに持って行きますよ」「捨てますよ」と言ってしまっていたことも反省しました。
そして、苦渋の決断のすえに「残す」と決めたものの、そのもののいく場所がない。
これが今の状態です。
貸し倉庫やまだ使える空き家の情報などをあたってみよう。