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ボランティアのお金事情

週7のように活動しているのを見て、地元の人から、「どうやって生活してるの?」と言われるようになりました。


ときどき心無い言葉をうけることもあるので、一応ここに記しておこうと思います。



私(鶴沢)は、震災前から、富山県にある会社からリモートで簡単なデザインやレポート制作の仕事を受けていて、震災後も分量を減らす形で依頼をしてもらっています。


自分で時間の調整ができるお仕事なので、早朝や週に数日、集中的に作業しています。


先方は、もともと「私のベーシックインカム」と呼ばせてもらっちゃってるほど、働くことやお金に対してやわらかい考えをもっておられる方。

今もFutoの活動をとてもご理解くださっていて、半量くらいの作業でも同じ金額をお支払いいただいたり、活動に支障のない範囲で対応できるよう配慮くださっています。



Futoは、基本的にはインデペンデントな人たちの集まりで、給料が出るような団体ではありません。


そのため、荷物の運び出しや災害ゴミ運搬、各所への訪問などにかかるガソリン代の一部、ボランティアに来てくださっている方の生活に必要な物品、印刷費や郵送料、ウェブ運用費など必要最低限な活動費については、応援してくださっているみなさんからの寄付金を、充てさせていただいてます。

(寄付金の累計は80万円ほどにのぼります。本当に感謝してもしきれません)


活動を続けるにあたり「補助金」を提案されることもありますが、小さな団体の場合、申請書類、報告書作成といった事務作業をする手が足りないというのが正直なところ。

事務作業に追われて本来の活動がままならないというのでは本末転倒なので、今は手を出していません。


また、大きな金額を受け取ったとして、それを継続する力が持てるのか?という懸念もあり・・・

今後、具体的に、まちづくりや地域再生にむけたプロジェクトが動き出す段階で考えていきたいと思いつつ、細くとも、長く、長く、活動していくことを優先しています。



半年経ち、特に、被災者でありながら支援活動を行ってきた方は、徐々に「普段の生活」に戻ろうとする動きのなかで、発災直後とは同じように動けず、活動を求められること自体がストレスになっている場合もあります。


ボランティア活動や支援活動は、強制されるものでも、誰かに認められるために行うことでもありません。

まして、「無理をして」行うことではありません。


支援のフェーズも変わりつつある今、自分たちが何のために活動をしているのか、この動きがどこに向かっているのか、一度立ち止まってを問う時期なのかな。


写真はあまり関係ないですが、ボランティア拠点として借りているビルの屋上からの風景です。

voluntary association Futo

​石川県羽咋郡志賀町富来地頭町

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