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海辺の家
また一軒、残したいなと働きかけていたお家の解体が始まりました。 海の目の前にあって、立派な木材を使った、能登らしい魅力のある家でした。 被災も含めて建物の状態が悪かった、空き家なので修繕の予算の目処がつかなかった、良い出会いとタイミングにつなげることができなかった、などなど。 解体に至った理由は相変わらずです。 これまで残そうと動いてきた家は、空き家だったり、家主さんが亡くなられていたり、管理されている方が近く住んでいないという状況が多く、建物や立地、景観の魅力に惹かれて「なんとか残そう」という思いを持って活動をしていくと、だんだんと、「私が」残したい家、「私が」残さないといけない、「私が」諦めればいいだけ、「私が」納得すれば解体でいい、というようにすり替わってしまってたなと反省しました。 当たり前だけど、その家は深い歴史を刻んできたわけで、地震後に知った私たちなんかよりもずっとずっと、長くそこで時を過ごした人たちがいらっしゃいます。 今日から解体がはじまる、ということでお仕事の休みをとって現地に足を運んでこられた家主の娘さんは、雨の中、解体され
10月14日


能登を忘れないで、という言葉
「◯◯さんの奥さん、軽度のアルツハイマーなんだって」 先日耳にした、地震後早い段階で全壊判定を受けた家を解体し、県内の都市部へ移住した方の話。 お子さんの住まいの近くに家を買ったと聞き、安心して住めるようになってよかったね、と思っていたんだけど。...
8月10日
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