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4 日前
残したい、でも
昨年の2月のFuto立ち上げ当初から関わらせてもらっていた、北前船廻船問屋さんの蔵。 公費解体が迫るなか、県の文化財関連補助制度での修繕の可能性を検討していましたが、このまま解体を進めることに決まりました。 解体後は、救える一部の材をいかして小屋を建てる予定です。...


1月9日
輪島塗
について語れるほど、私は、輪島塗に明るくありません。 幼少期から、家でお味噌汁を注ぐお椀は輪島塗だったし、どんぶりものを食べるのも輪島塗の蓋付きのお椀だった、というくらい。 特段好きでも嫌いでもなく、家の食卓に当たり前にあるもの。...


2024年12月1日
Still Dreaming?
日暮れが早くなり、北陸特有の時雨空がつづくようになりました。 家で作業する日が増えた最近。 先日、久しぶりに夕方の散歩にでかけました。 小学校の頃、道草しながら通るのが好きだった裏道へ。 家々が立ち並ぶ小路は、愛犬の散歩でもよく足を運んだ道。...


2024年7月6日
「もの」に「ものがたり」はいらないのか
すっかり更新が滞ってしまっていました。 公費解体が一斉にはじまる、と構えていたものの思ったよりはゆっくりのスピードで、俗に言う「進んでない」。 なんとなく宙ぶらりんの時間でした。 半年経ち、徐々に支援や作業の方の姿も減り、崩れた家のまちなみに人がいないゴーストタウン感が漂っ...


2024年5月30日
進んでる、進んでない
「ニュースでは全然進んでないって聞いたけど、どう?」 関東に暮らす親族からのメッセージ。 答えに困ってなかなか返信できずにいます。 毎朝の日課にもなっている、解体のおうちへの訪問も、あと少しだなあと思いながら今朝も散歩しました。...


2024年5月17日
公費解体家屋の材を残す
材を残したいけど、業者さんに言い出せない・・・ 前回の記事のあと、「建物の本格的な解体にはまだ時間はある」と自分を言い聞かせ、まる1日現場を離れていました。 それでもやっぱり気になってしまうのが、人間のサガ。 解体開始3日目のお昼頃、おうちに立ち寄るとお母さんはおらず、納屋...


2024年5月14日
この思いは、誰のため?
公費解体に際して、現場監督さんに「納屋の柱材を残しておいてほしい」 その一言がいいだせません。 「ユンボの跡がついてもいいし、全部じゃなくても、いくつか残せたものをここに置いておいてください」 そう話しかける勇気が出ない。...


2024年4月27日
木の家は捨てるところがない
支援者の支援、疲れがたまっているみなさんの疲れをとってほしいと、ウェルビーさんが貸してくださっているテントサウナ。 その燃料を、倒壊家屋や解体家屋の廃材から、とれないか? 考えていました。 先日、金沢から手伝いに来てくれた北川さん、須田くんと、家にあった廃材を燃料用にカット...


2024年4月3日
いきものを解体する
地震後、能登の建物とすばらしい建材が失われてしまうという危機感から立ち上げた「きのものおき小屋」は、崩れて瓦礫となってしまう前に、解体されてゴミとされてしまう前に、建材や道具を保護できないかという思いで動き始めたプロジェクトです。...


2024年3月31日
全壊の家を直す
全壊、大規模半壊、中規模半壊、半壊、一部損壊。 地震後の建物に関する罹災判定結果は同じでも、状況は家々で異なります。 そして、半壊でも家を壊そうとなさる方もいれば、全壊と判定されても、家を修理してすみ続けたいと思っている方もいます。...


2024年3月18日
漆器の旅
お手伝いに来てくださった方たちと古材レスキューのため、近所の蔵に入らせてもらおうと歩いていると・・・なにやら災害ゴミを搬出しているのおたくを発見。 気になるものが並んでいる予感・・・軽トラックを持ってるのでお手伝いしますよ&捨てるなら!と声をかけました。...


2024年3月3日
拾われた小皿
EIKICHI PROJECTの玲子さんのお宅で、たくさん譲っていただいた着物をきちんと保管すべく、着物のほどきかた、洗い方をならいました。 絹とウールは一緒に保管しない、ひっぱってみて破れないか確認して・・・ 本当にみなさんはいろんなことをご存知で、日々、学ぶことばかりで...


2024年3月2日
富来たてもの探訪
金沢から来てくださった建築士の橋本さんと、マイメン北川さん、山口木材の山口さんと、設計士の江崎さんと、富来のたてもの探訪。 領家〜地頭町をめぐり、これからの話をいろいろとさせていただきました。 小さな古板一枚を端緒に、地域の歴史文化の再興、コミュニティ、ライフワークの発見、...


2024年2月26日
建物の息吹き
地震直後、多くの家が半壊以上の状態となり、私たちは、「もうこの家はだめだよ。壊すしかない」と口々に言っていました。 「住めない」「危ない」「いつ壊れるかわからない」「出ていくしかない」 家ってなんだろう?建物ってなんだろう?...


2024年2月24日
文化財レスキューと材を残す解体
「古美術品、古い道具、民具があれば捨てないで、連絡ください」のチラシを受け連絡をいただいたお宅へ。 福岡から来てくれているボランティアの大谷さんと、EIKICHI PROJECTの榎本さんと一緒に訪問。 地震で被害の大きかった蔵を壊さなくてはいけないとのこと。...


2024年2月14日
蔵から目覚めたもの
被災し傾いた蔵を整理している住民の方が、「被災した古文書や美術品などの扱いについて(お願い)」を見て、石川県立歴史博物館の方に問い合わせてくださり、歴博のスタッフの方が古い民具などを見に来てくださいました。 志賀町役場の生涯学習課の方も立ち会われ、歴博として保管しておいてほ...
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